グリーンプロポリスの基礎と応用

グリーンプロポリスに関する知識を案内します

プロポリスの抗菌力を使った使用例

プロポリスは豊富な成分を豊富に含有しており、健康面でも様々な有益な働きを持つ事で知られています。
そんなプロポリスは高い抗菌力を持つ事でも知られています。
今回はプロポリスの抗菌力を活用した使用例を紹介します。


プロポリスの喉飴
プロポリスの喉飴は「プロポリスの抗菌力」を活用した製品の1つです。
プロポリスの高い抗菌力を利用して、喉のケアに役立てる事ができます。
プロポリス製品の中でも最も手軽に使用する事ができる使用例だと言えるでしょう。


プロポリス原液を薄めてうがいする
普段のうがいの際に、水に数滴プロポリスを垂らしうがいをする事で、喉のケアを行う事ができます。
プロポリス原液は価格が高いものもあるので、なんだか少し勿体ない気もしますが、しっかりとケアをする上ではとても有益だと言えるでしょう。


プロポリスのマウスウォッシュ
ここ数年のマスク社会の影響で口臭ケアを気にする方が増えました。
その事から、近年人気が高くなっているのが「プロポリスのマウスウォッシュ」です。
プロポリスの抗菌力を口腔ケアに役立てるというコンセプトの製品となります。


プロポリス石鹸
プロポリスを石鹸に混ぜ込み、抗菌力をハンドケアに役立てるという製品も人気です。
海外で作られたものが多く、ヨーロッパではとても人気のあるタイプの製品だと言えるでしょう。


蜂蜜とプロポリス…抗菌力に優れているのは?

蜂蜜とプロポリス…どちらもミツバチが作り出すものとして知られています。
含有成分などが異なるものの、豊富な成分や高い抗菌力を持つ事からも、混合して考えられがちです。
今回は抗菌面において、蜂蜜とプロポリスどちらが優れているのか?というお話をしていきます。


蜂蜜は「食用」プロポリスは「防御壁」として作られる

ミツバチは様々なものを作り出しますが、まず蜂蜜は自分たち自身が食べる為の「餌」として作り出します。
それに対し、プロポリスは巣の出入り口に塗り固める「防御壁」として作られます。
これは巣の中での雑菌の侵入や繁殖を防ぐ為の役割から作られるのです。
その為、この2つの役割は根本的に異なるのです。


どちらが抗菌力という点においては優れているのか?

それでは蜂蜜とプロポリスどちらが抗菌・殺菌力という点において優れているのでしょうか?
やはりそもそもの役割であるプロポリスに軍配が上がると言えます。
プロポリスは古代エジプト時代はミイラの防腐剤として使われていた実績もあり、その抗菌力の高さは折り紙付きです。

プロポリスには様々な成分が含まれている


プロポリスは数百種類もの健康成分が含有されていると言われています。
(まだまだ未解明な部分もあるので、今後さらに増える可能性もあります)
その中でも豊富な種類が含まれているのが「フラボノイド」です。
フラボノイドは約4000種類存在すると言われていますが、その中の約40種類がプロポリスには含有されています。
高い抗酸化成分としても知られているフラボノイドをここまで含有しているのは珍しいと言えます。


また、グリーン系のプロポリスに限って言えば、フラボノイドの他にもアルテピリンCなどの桂皮誘導酸を豊富に含有しており、様々な働きが期待できると言われているのです。

グリーンプロポリスはなぜ「王様」と呼ばれる?

プロポリスの種類は大きくわけると3種類に分けられます。
世界中で採取ができる「ブラウンプロポリス」
美容成分が豊富で女性人気の高い「レッドプロポリス」
そして、ブラジルの一部地域でのみ採取できる「グリーンプロポリス」


今回はプロポリスの王様と呼ばれている「グリーンプロポリス」が人気の理由について解明していきます。


グリーンプロポリスは独自の成分を含有している

プロポリスはフラボノイドが豊富に含有されている事で知られていますが、
グリーンプロポリスはこのフラボノイドの他にも桂皮誘導酸のアルテピリンCという成分を豊富に含有されています。
これは他のプロポリスには見られない特徴であり、これがプロポリスの王様と呼ばれるほどにまでなった理由の1つだと考えられるでしょう。


また、ブラジルの一部地域でのみ採取されるという点でも稀少性が高いと言えるでしょう。
ブラジルには独自の薬草やハーブ類が豊富に自生しています。
その為、プロポリスの材料に使われる植物の栄養や成分も多種多様となるのです。


グリーンプロポリスの材料となる植物は?

プロポリスは抗菌力が高い植物の樹脂・樹液にミツバチの酵素を混ぜ合わせる事で作られます。
世界的に採取される「ブラウンプロポリス」はユーカリなどの植物が使われたものが多いですが、ブラジル産グリーンプロポリスの場合はバッカリスという植物を起源植物としています。


グリーンプロポリスはどんな製品に配合されている?

グリーンプロポリスは多くの製品の原材料として配合されています。
プロポリスの場合採取されたままの「原塊」の状態では使用する事が出来ないので、プロポリス原塊からエキスを抽出する必要があります。
この抽出されたプロポリスエキスを様々な製品に配合しているのです。
主な製品は
・プロポリス原液
・プロポリスサプリ
・プロポリススプレー
・プロポリスキャンディ
・プロポリス美容液


などなど、多岐に渡ります。

アルコール抽出で作られたプロポリス

プロポリスの「飲みにくい」を作っているのが「アルコール抽出」で作られたプロポリス原液でしょう。
プロポリスの風味や刺激・香りなどどれをとっても初めてプロポリスを口にする方には敷居が高いと言えます。
しかし、この飲みにくいプロポリスは根強い人気を持ち、古くから多くの愛用者に利用されています。
今回はアルコール抽出で作られたプロポリスに関して紹介します。


なぜわざわざ飲みにくいプロポリスの抽出方法を採用しているのか?

プロポリスの抽出方法自体はアルコール抽出法以外にもいくつか存在しています。
しかし、このアルコール抽出で作るメーカーが多い事実があります。
これは何故でしょうか?
実はプロポリスの原塊は脂溶性の特性をもっています。
つまり、アルコールはプロポリスの原塊から成分を抽出する為にとても適しているという事になります。


別のプロポリスの抽出方法であれば「飲みやすさ」も実現できるが…

プロポリスの抽出方法によっては飲みやすさを重視する事もできます。
その代表的なのが「水抽出」や「ミセル化抽出」といった手法です。
水抽出であれば、低刺激で癖の少ないプロポリスエキスを抽出する事ができます。
この水抽出で作られたプロポリスエキスはとても使いやすいので様々なプロポリス製品に配合されています。
しかし、プロポリスエキスに含まれる成分量・種類という点で考えるとアルコール抽出で作られたプロポリスエキスと比較すると明らかに劣ってしまいます。

ブラジル産プロポリスの特殊な点

プロポリスの産地の中でも、世界的な人気を誇るのが「ブラジル」です。
今回はなぜ、ブラジル産プロポリスが人気なのか?という点を深堀して解説していきます。
ブラジル産プロポリスの特徴その1:抗菌力が高い
ブラジル産プロポリスの特徴は「抗菌・殺菌力」が他国原産のプロポリスよりも優れている点がまず挙げられます。
これは諸説ありますが、一番大きな理由は「ブラジルの気候」にあります。
ブラジルは「高温・多湿」な自然環境で知られています。
この環境は「雑菌が繁殖しやすい気候」になるため、ミツバチの外敵となる「雑菌」が繁殖しやすい環境だと言えるでしょう。
つまり、ミツバチはこの「雑菌の繁殖しやすい環境」に対抗する為、より強力なプロポリスを作り出す必要があるのです。
ブラジル産のプロポリスは諸外国のプロポリスと比べ、1.5倍程度の抗菌・殺菌力を持つと言われています。


ブラジルの養蜂で使われているミツバチは「セイヨウミツバチ」ではない?
世界の養蜂では基本的に蜜を作り出す能力の高い、「セイヨウミツバチ」を用いるケースが多いです。
しかし、ブラジルではこのセイヨウミツバチではなく「アフリカナイズドミツバチ」という種類のミツバチを用いるケースが多いです。
このアフリカナイズドミツバチはブラジル在来種のアフリカミツバチと研究の為にブラジルに持ち込まれたセイヨウミツバチが交配して誕生した種となります。
非常に獰猛で、強い防衛本能と優れた運動能力をもちます。
プロポリスを作りだす能力に優れており、ミツバチにも拘わらず、蜂蜜よりもプロポリスを作り出す力に特化しているのです。


ブラジルの一部地域でのみ採取できるプロポリスとは?
ブラジルのミナス州で採取できる、グリーンプロポリスという種類のプロポリスは「プロポリスの王様」と呼ばれています。
一般的にはプロポリスというものはフラボノイドが豊富に含まれており、原塊の色も褐色なのですが、グリーンプロポリスは緑色の原塊をしています。
ただ色が違うだけではなくグリーンプロポリスには独自の成分が含有されています。
それは、桂皮誘導酸の「アルテピリンC」という成分です。
このようなひと際変わった特徴をもつグリーンプロポリスは世界中の研究者の注目を集めて研究が進められています。
このような実績を積み重ねていった結果、グリーンプロポリスは「プロポリスの王様」と呼ばれるほどにまで人気が高くなったのです。
このグリーンプロポリスはブラジル寺尾養蜂

の代表である寺尾貞亮さんが発見した事で知られています。