グリーンプロポリスの基礎と応用

グリーンプロポリスに関する知識を案内します

ヨーロッパで採れるプロポリス

プロポリスは世界中で採取されています。
主にヨーロッパ系、ブラジル系で分けられる事が多いです。
このヨーロッパ系・ブラジル系のプロポリスの違いはどういった点にあるのでしょうか?
今回はそれぞれの違いと特性を紹介します。


ヨーロッパ系のプロポリスはブラウンプロポリスです。
名前の通り、褐色の原塊をしています。
ヨーロッパ系の特性として、フラボノイドが豊富に含有しているという点が特徴的だと言えるでしょう。
古くから世界中で使われているタイプのプロポリスであり、ユーカリなどを起源植物としたプロポリスです。


ブラジルで採取されるプロポリスも基本的にはヨーロッパと同様で「フラボノイド」が豊富です。
しかし、一部地域でのみ採取される「グリーンプロポリス」などは桂皮誘導酸を豊富に含んでいます。
なぜ、このような違いがあるのでしょうか?
これはプロポリスの材料となる「起源植物」が異なる事から、特性が異なります。


ヨーロッパ系のものおよび、ブラウンプロポリスにはこの桂皮誘導酸は含有されておらずこの事から「ブラジル産グリーンプロポリス」はプロポリスの王様と呼ばれるまでになったのです。


ヨーロッパで採れるプロポリスは比較的安価で入手する事ができるので、初めてプロポリスなどを試すには良いと言えるでしょう。

プロポリスは蜂ヤニが重要

プロポリス原液は飲みにくい事で有名です。
その中でも、飲みにくさに拍車をかけているのが「蜂ヤニ」の存在だと言えるでしょう。
今回はプロポリス原液に含まれている「蜂ヤニ」について解説していきます。


プロポリスのべた付きの原因?蜂ヤニは邪魔者?

プロポリスは原液は飲用


の際、コップや口のなかにべたべたがくっ付く事があります。
これは蜂ヤニが原因となっています。
中には蜂ヤニを取り除いたタイプのプロポリス原液も販売されています。
このタイプはワックスフリーと呼ばれており、比較的一般的なプロポリスよりも飲みやすい傾向にあります。


蜂ヤニはとっても栄養豊富

しかし、市販されているプロポリス原液はワックスフリーのものよりも「蜂ヤニをそのまま」の状態にしたプロポリス原液が多いです。
これはなぜでしょうか?
実は蜂ヤニ自体は簡単な工程で除去する事が可能なのですが、あえてこお工程を行わない企業が多いです。
これはプロポリスの蜂ヤニに豊富な栄養が含有されているからだと考えられています。
その為、成分量を重視する場合は「蜂ヤニを含んだ形でプロポリス原液を作る」と考えられています。

プロポリス原液は飲みにくいけれど…。

プロポリスは様々な形状のものが作られています。
なかでも一番王道的な製品と言えば「プロポリス原液」です。
このプロポリス原液は「とても飲みにくい」事で知られています。
そんな飲みにくいプロポリス原液ですが、昔から根強い人気を誇っているタイプの製品です。
今回はプロポリス原液について掘り下げたお話をしていきます。


プロポリス原液は基本的にアルコール抽出法で作られる
プロポリス原液は植物性食用エタノールで抽出する事で作られます。
しかし、このアルコール抽出で作られたプロポリスはとても飲みにくいのです。
アルコール特有の強い刺激を持ち、プロポリスの独特な風味を強く感じるので、漢方薬などのような風味が苦手な方は飲用するのが大変だと思います。


そんな大きな欠点をかかえたプロポリスの原液ですが、根強い人気を持つ製品だと言えます。
これはなぜでしょうか?


プロポリスは「脂溶性」


なぜ、飲みにくいアルコール抽出で作られたプロポリス原液が選ばれるのでしょうか?
それはプロポリスの原塊は「脂溶性」の特性を持ちます。
つまり、プロポリスエキスを抽出する際にはアルコールなどを用いる必要があるのです。
事実、アルコール抽出で作られたプロポリスは「プロポリスエキスにしっかりとプロポリス成分を含んだ」形で抽出されるのです。


アルコール抽出はデメリットだけではない

プロポリス原液はなにかと飲みにくい点がピックアップされがちですが、
しっかりと体の事を考えるとアルコール抽出で作られたプロポリス原液が良いと言えるのでしょう。

緑色のプロポリス?グリーンプロポリスとは?

プロポリスは基本的にこげ茶色・褐色の原塊をしています。
しかし、ブラジルの一部地域で採取されるプロポリスは通常のプロポリスとは色が異なるケースが存在しています。
今回はブラジル産の中でもミナスジェライス州で採取される「グリーンプロポリス」について解説します。


グリーンプロポリスはなぜ「原塊の色が異なるのか?」

グリーンプロポリスはその名前の通り「緑色」の原塊をしています。
これはプロポリスの中でもブラジル産のミナスジェライス州など一部地域で採取されたプロポリスに見られる特徴です。
グリーンプロポリスは今でこそ、プロポリスの王様と呼ばれるまでになりましたが、発見されたのは1980年代になってからです。
それまではブラジル産プロポリス=一般的な焦げ茶色のプロポリスだったのです。
グリーンプロポリスが広まったきっかけは日本人養蜂家の寺尾貞亮さんがグリーンプロポリスを発見し、現地の養蜂家に広めた事でした。
グリーンプロポリスの含有成分が従来のブラウンプロポリスとは異なる事から世界中の様々な研究機関より、注目されるようになりました。


グリーンプロポリスには桂皮誘導酸が含有されている

グリーンプロポリスは桂皮誘導酸である「アルテピリンC」を含有している事で知られています。
これはブラウンプロポリスなどでは、見られなかった特徴でグリーンプロポリス特有の性質だと言えます。
このような独自の含有成分を持つ事から、グリーンプロポリスは多くの方に愛用され「プロポリスの王様」と呼ばれるまでになったのです。


プロポリスを配合した製品とは?

プロポリスと言えば、健康食品として「飲むもの」としての認知度が高いですが、実は様々な製品の「原材料」として配合されています。
今回はプロポリスを配合した製品についての解説を行います。


【原液】

一番、プロポリスの中でも王道な製品と言えます。
基本的には「アルコール抽出法」という方法で作られたものが多いです。
このアルコール抽出方法で作られたプロポリス原液は刺激が強く、飲みにくい事でも知られています。
プロポリスの製品としては、一番有名ではないでしょうか?


【サプリメント】

こちらも原液同様飲用する目的で作られたものになります。
サプリメントタイプのものであれば、原液と比較しても飲みやすいので多くの愛用者が多い製品としてっも知られています。
大手から小さい会社までが様々なタイプのプロポリスサプリを販売しており、各社創意工夫を凝らしたものが多いです。
中にはDHAなどの成分など特に組み合わせしたものなども存在しています。


【歯磨き粉】

プロポリスを配合した歯磨き粉も人気が非常に高いです。
プロポリスの抗菌力を活用するという点では歯磨き粉をはじめとした口腔ケア用品は非常にプロポリスとの相性が良いでしょう。